どうも、しんば(@shimbakone)です。
- 間取りをどうしようか考えている
- 仕様をどうしようか悩んでいる
- こだわりや失敗を知りたい
など、注文住宅は決めることが多くて悩みますよね。
今回はweb内覧会として、我が家のLDK(リビング・ダイニング・キッチン)をご紹介します。
居心地のよい空間に仕上がっていますので、是非参考にしてみてください。
では、いってみましょう!
(少し長い記事になっております)
Contents
間取り

まずはLDKの間取りから紹介します。

北側にキッチン、その南にダイニング、西側にリビングという形です。
わりと広めの22帖のリビング・ダイニング・キッチンです。
この間取りになった理由
間取りを考える時には、キッチンを中心にして考えました。
理由はキッチンまわりのこだわりが強かったからです。
どんなキッチンを入れたいのかを決めて、それが実現するにはどんな間取りにしよう?といった具合に考えていきました。
アイランドキッチンを導入するとなると横幅が必要になります。キッチン幅+両側に通路となるスペースを確保しなくてはなりません。となると、必然的に東西方向にキッチンを配置する形になり、ダイニング→リビングと大まかな位置を考えていきました。
キッチンを始点に考えたとはいえ、リビングもくつろげる空間になっておりバランスのとれた間取りかなと思います。
この間取りはかなり満足しています。
この間取りで良かった事
以下の通りです。
- 夫婦で料理をする事がありキッチンで2人がすれ違える
- アイランドキッチンがインテリアになる
- キッチンの背面カウンターが幅広くとれる
- ダイニング↔キッチンの食器の移動が楽
- 回遊でき、子どもと走り回って遊べる
生活において、移動や導線が便利になったのが大きいです。
リビングはこんな感じ
文字で解説してもわかりにくいので、先に写真でイメージを掴んでください笑
どうでしょうか。自分で言うのもあれですが、なかなかシンプルでかっこいいリビングになっていると思います。
※写真が下手くそなのでご了承ください。
リビングまわりの仕様
仕様は以下の通りになっています。
床材 : カバ無垢材(ペッパー色に着色)
壁・天井 : 漆喰
テラス窓 : APW431 大開口スライディング(偏芯タイプ)/ YKKAP
ブラインド : 桐ウッドブラインド / NORMAN
TVボード : 造作(ペッパー色に着色)
ソファー : Moreless Sofa (3 seat)/ MasterWal
オットマン : Moreless Sofa Ottoman / MasterWal
インテリアも重要な要素だと思うので、家具も記載しました。
雰囲気の出し方
家のどの部分にも言えるのですが、テーマカラー(ホワイト、ブラウン、ブラック)に沿って配色を決めることで、統一感とおしゃれな雰囲気が出ます。
具体的に例を挙げると、
- ホワイト → 漆喰、窓サッシ
- ブラウン → 木材
- ブラック → ソファの革、家電機器
となります。
色を使いすぎてもごちゃごちゃしてしまうので、3色くらいを決めておくと良いです。
ベースカラー、サブカラー、アクセントカラーといった感じですね。
また、意匠性を高めるために、
- なるべく見えるモノを減らす事で、シンプルな見栄えになる
- ごちゃごちゃした装飾は極力排除して、素材感で味を出す
- 自然を取り入れるために大開口窓を使う
というところに気をつけました。
リビングのこだわり
大開口スライディングの窓
リビングには使いたいと思っていたAPW431大開口スライディングです。
窓に関してはこだわりが強いので少し解説をさせてください。
大きな右側部分がFIX窓で、左側の部分が引き戸になっています。FIX部分がとても広く外の景色を目一杯取り込めます。
狙ったポイントは
- 圧倒的なサイズ感 → 景色を取り込む、開放感
- トリプルガラス+樹脂サッシ → 断熱性、結露抑制
- 日光を取り入れる → 冬場の暖房費を抑える
です。
圧倒的なサイズ感
FIX部分が非常に大きな窓になっています。
自然しか視界に入ってこないので、ソファに座ってゆっくり外を眺めるのがとても気持ちが良いです。外の自然が徐々に変化していき、季節の移り変わりを感じられます。
子どもと外を眺めるのが日課になっています。
科学的にも自然はストレスを軽減させる効果があるみたいなので、精神的な健康にも寄与しています。
トリプルガラス+樹脂サッシ
APW431はトリプルガラス+樹脂サッシになっており、このサイズの窓では断熱性能がトップクラス(2019年12月時点)です。開口部は非常に熱の出入りが大きくなるので、このサイズをとりつつ断熱性能も高い窓を利用しました。
冬場の窓際の寒さがかなり軽減しており、サッシ付近まで手を近づけないとひんやり感は感じませんでした。
ちなみに、熱を通しやすいアルミをつかっているサッシは絶対にやめましょう。確実に結露します。アルミ樹脂複合サッシも避けるべきだと思います。
日光を取り入れる
南に面している窓を大きくする事で、冬場の日光を取り入れやすくなります。日光による窓からの熱量は電気ストーブ並だと言われていますので、それだけ電気代が浮くという事ですね。
実際に、冬場の日中は暖房を使わずに過ごしています。室温が25度以上になり半袖で過ごす事もあります。
時々、暖房を切るのが面倒くさくてつけっぱなしの日もありますが、エアコンは暖房する必要が無いので送風状態になっていますね。
ウッドブラインド
木製のブラインドです。
大開口スライディングのサイズで利用できるものを探していて、NORMANという所のものを選定しました。木材は桐を使っており、非常に軽く、色合いが好みでした。
この記事では詳しく解説をしませんが、ブラインドの特徴をまとめると、
- オートクローズ
- 遮光性
この2点です。
壁掛けTV・配線
TVを壁掛け金具を使いつつ、配線を壁の中に埋め込んで見えないようにしました。
見た目がすっきりし、かなり意匠性が高まります。配線が見えるだけで生活感が湧いてきますからね。
TVの裏、TVボードの中、各スピーカーの裏に配線用の穴を開けています。
(※各こだわりについては、それぞれまた詳しい記事を書こうと思います。書いたらリンクを貼るようにしますね)
ホームシアターについて
あまり需要がないかもしれませんが、ホームシアター機器については以下のとおりです。
テレビ : TOSHIBA REGZA 42インチ
壁掛金具 : BESTEK 26~65インチ用
スピーカー : JBL Control X × 4
ウーハー : FOSTEX PM-SUBmini2
AVアンプ : YAMAHA RX-V583
オーディオマニアでは無いのですが、前から好きだったJBLにしました。
テレビのスピーカーに比べると、やはり音質が格段によくなりましたね。ウーハーで音の厚みと迫力が出て気持ち良いです。子どもとダンスをしたりします。
AVアンプがAirPlayに対応しているので、iPhoneから音を飛ばせるのも良いですね。ラウンジ系のBGMをかけて気持ちよく食事もできます。
ダイニングはこんな感じ
ダイニングの仕様
床材 : カバ無垢材(ペッパー色に着色)
壁・天井 : 漆喰
テーブル : Wildwood Dining Table / MasterWal
椅子 : REAL elum / NAGANO INTELIOR
ペンダント : PH5 / luis poulsen
ダイニングのこだわり
ペンダントライト:PH5
PH5の光の当たり方が最高すぎますね。 明るい照明ではないので、暗めが好きな私としてはとても好みです。
写真で見るとわかるのですが、ライトの位置が低いです。ダイニングテーブルから60cmほどの高さにPH5が来るように設置するのが推奨されています。
これは次の2つを狙っています。
- 設計された光の当たり方になり、手元(料理)が美しく見える
- 椅子に座った時に、インテリアとして視界に入る(が、邪魔ではない)
最初は「低すぎない?」と感じたのですが、すぐに慣れました。
照明のスイッチ:ライコン
パナソニックの照明のスイッチです。
照明の回路を5つ分をつなげる事ができて、4つのシーンを登録できます。
各シーンに対応したボタンが4つあり、設定したように各照明が点灯します。
明るさ調整も個別に設定できるので便利です。
見た目もシンプルでGOOD。
広めにスペースをとった
心地よい広さになっています。
ダイニングテーブル周辺に十分なスペースがあるので、窮屈感は皆無です。
そうしたのは、実家でストレスを感じていたからです。実家のダイニングの椅子を引くと後ろにぶつかったり、椅子の後ろを通るのが狭かったのです。
過去の生活経験から、今どうしたいかっていう思考になりますよね。
新居では、ほどよく何もない空間があるので、空間的にも、精神的にもゆとりが生まれています。
キッチンはこんな感じ
キッチンまわりの仕様
まずはキッチンまわりの仕様を紹介します。
床材 : カバ無垢材(着色+ウレタン塗装)
壁・天井 : 漆喰 (キッチン背面のみグレー漆喰)
キッチン : アイランドタイプ(オーダーキッチン)
カウンター : WYTHE 80cm・120cm × 2 / unico
キッチンを重視しているので、オーダーキッチンになっています。設計・施工共に工務店とは別のオーダーキッチン専門の業者にお願いしました。
お金がかかっていますが、見栄え・機能共に大満足なキッチンです。
オーダーキッチンの仕様
キッチンはオーダーなので細かく仕様を紹介します。
これは私だけじゃないと思いますが、他のお宅のキッチンがどんな仕様にしているのか気になりますよね。
サイズ : 幅260cm 奥行90cm 高さ90cm
天板 : 人工大理石(サンディブラック)
シンク : 人工大理石(ホワイト)
面材 : メラミン化粧板(黒) / AICA
水栓 : タッチスイッチ水ほうき水栓LF / TOTO
ガスコンロ : DELICIA 75cm (3V乾電池タイプ) / Rinnai
食洗機 : G6722SCi(60cmタイプ) / Miele
換気扇 : Center Fedelica / ARIAFINA
こだわりポイント
海外製の大型食洗機
ドイツの家電メーカーMeile(ミーレ)の食洗機です。海外食洗機といえば定番のミーレですね。
一般的な日本製品に比べて、圧倒的な容量を持っている(1日分の食器が入る)ので、夜に一度だけ起動しておけば朝には綺麗な食器になっています。
導入した便利家電で、一番メリットを感じているのがこのミーレの食洗機です。食器だけではなく、鍋や蓋、トレイ、シンクのカゴまで全て入ってしまいます。
食洗機で洗っていないのは、手洗いの必要がある、鉄フライパンと、ホーロー鍋くらいです。
本当にそのままなのですが、食器を洗うという行為から開放されます。
- 3食分の食器洗いの時間を削減
- 予洗いも不要
- 気にせずどんどん食器を使える
とメリットだらけです。
正直な所、初期費用は若干高めですが、メリットが圧倒的に大きかったです。これらのメリットを考えると、かなりコスパの良い投資だったと思います。
ちなみに、水切りカゴが不要になるので、キッチン周りもすっきりしましたよ。
タッチスイッチ水ほうき水栓
通常この水栓はTOTOのキッチン(上位グレードのザ・クラッソのみ)にしかつけられないものなのですが、我が家のオーダーキッチンにはついています。(なぜこれが可能なのかは私にもよくわかりません)
使った感想は、やはりタッチスイッチがものすごく便利ですね。
料理をしていると汚れた手で水栓を使いたい事が多々あるので、そういう時には手の甲で水栓先(ボタンになっている)をポチッとします。簡単に出したり止めたりできます。
見た目もシンプルで好みなので、機能性と意匠性を両立できたと思います。
シンク下をオープンに
シンク下の空間をオープンにしています。
目的は、ゴミ箱を収納する用の空間として計画しました。
しかし、子ども(1歳)がゴミ箱をいじるので今は何も置いていません。
子どもが大きくなって、そういう心配がなくなったらゴミ箱を隠してすっきりさせようと思います。
unicoのカウンター
キッチンの背面にあるカウンターは、家具ブランドunicoのカウンターを置いています。
既製品を使う事になった経緯としては、単純に、オーダーキッチンの費用がかかったので、カウンターまでオーダーにする予算がなかったからです。
そこで、妻がずっと好きだったunicoの家具を入れようという事になり、導入しました。
現在は生産をしていない、WYTHEというシリーズです。購入時は在庫限りだったので、ちょうど残っていて良かったです。
天板が黒で、面材がオークという、我が家のテーマカラーにぴったりなカウンターが見つかりました。キッチンの色や、床の色ともマッチしていますよね。
既製品を置いているだけなので、地震で揺れないようにネジで固定しています。
カウンター幅がかなり広いので、作業がしやすいです。
ウレタン塗装の床
床はカバの無垢材を使っていますが、キッチン部分だけウレタン塗装にしてあります。
ウレタン塗装にした理由は、キッチンマットを辞めたかったからです。
すっきりさせたいという考えがあるのと、マットの掃除が面倒くさかったので、キッチンマットを使わなくても良い環境にしようと考えました。
ウレタンを塗ってある事で、水滴や汚れが染みにくくなり、掃除がしやすくなります。
よく見てみると、リビング側とキッチン側で床の色合いが異なります。
(ウレタン塗装の建材は着色が若干違うそうです)
色合いがずれた事は失敗かと思ったのですが、カウンターの木材と色合いが一致しており、結果OKでした。
後悔ポイント
家は住んでみないとわからない事がありますね。
以下では、LDKに関して、住んでみて失敗・後悔した事を解説します。
現時点で感じているのは2点です。
- 照明の位置・色
- 色漆喰の濃さ
ただ、生活に支障はないのでそこまで問題にはなっていないのが幸いです。
1:照明の位置・色
位置
リビングの照明で要らない所があり、逆にダイニングの照明で足りない所がありました。
頭ではシュミレーションをしたつもりだったのですが、住んでみて感じる部分が出てきますね。
想像力不足ゆえの結果です。
色
キッチンの照明は昼白色(白)にしたのが失敗でした。
料理をするのに食材の色がはっきり確認できた方がよいのかなと思っていたのですが、明るすぎて目が疲れます。食材の色はそこまで気にならなかったのです。
照明を点けるのは基本的に夜なので、あまり明るい必要はありませんでした。
それなら、電球色のオレンジ色の明かりの方が良かったかもと感じています。
せめて調光できるタイプにしておけば、昼白色でも良かったかもしれません。
2:色漆喰の濃さ
キッチン背面の壁のみ、グレーの漆喰になっています。
光の当たり方次第では隣の壁の白色と区別がつきにくい時があるので、もっと濃い色にしても良かったかなと思っています。
キッチンだけ、特別感を出したかったのですが、雰囲気が少し足りなかったかもです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
こだわりがたくさんある場所なので、だいぶ長くなってしまいました。
どの部分も、「広さを取りつつ、すっきりゆったり暮らす」という方向性が感じられたかと思います。
そんな暮らしを求める方の参考になればと思います。
この記事では詳しく書いていないのですが、見えない部分の性能(断熱や気密)にもこだわっており、かなり快適な生活ができています。(意匠より性能が大事だというスタンスです。)
今後、各こだわり部分について紹介しきれていないところもあるので、個別記事を書いていく予定ですので、また読んでいただけると嬉しいです。
後まで読んでいただきありがとうございました。
素敵なマイホーム生活を!