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注文住宅に1年半住んでみて感じる後悔ポイント3点

どうも、しんば(@shimbakone)です。

新居に住んで1年半程が経過しました。アパート時と比べると生活の質は爆上がりで非常に満足しています。

それでも、やはり住んでみると「気になる点」というものが出てきます。そこで今回は、仮にもう一度同じ家を建てるとしたら、ここは気をつけたいなと思う部分を紹介します。反省会みたいなものですね。

本題に入る前に簡単に我が家を紹介すると

  • 田舎の工務店で2019年に建築
  • 工務店は自然素材を使った意匠系という感じ
  • 性能強化でZEH未満から→HEAT G2レベルに

こんな感じです。

内容としては以下のとおりです。

  1. リビング吹き抜けにする
  2. 窓は本当に必要な数とサイズにする
  3. 衣類収納を分散せず、ランドリー付近にまとめる

後悔の念が強いベスト3でもあります。

では早速解説していきます。

もくじ

リビング吹き抜けにする

理由としては空気(熱)が階で分断され混ざりにくいので、各階で冷暖房が必要になっているからです。

我が家は、吹き抜けが玄関ホールだけになっています。

換気の計画では、小屋裏→2F→玄関吹き抜け→1Fという空気の流れになっており、玄関↔リビングのドアを締めてしまうとドアの隙間くらいしか空気の流れるところはありません。ほぼ1Fと2Fが分断されているようなものなので、熱が偏りがちになります。

例えば、夏の2Fの方は小屋裏エアコンが主運転で、冷房が効いていて気持ち良いのですが、1Fのリビングではあまり涼しさを感じません。むしろ大きな窓による日射で暑いという状態になります。

冬の場合も似たような感じで、1Fのリビングエアコンを主運転して快適(場合によっては日射でオーバーヒートして暑いくらい)ですが、2Fには熱が登らないので、2Fが少し寒いという状態です。

感覚的には2Fの涼しさと1Fの暑さが混じり合えばちょうど良いのになと感じます。主エアコンだけでは少し冷房暖房が少し足りないが、サブのエアコンを運転すると弱運転でも過剰になってしまって送風だけになっている場合も…という絶妙な冷暖房負荷の具合なのです。

ヒートポンプの特性上、ある程度の負荷がかかった状態でエアコンが運転されるのが燃費が良いのですが、どうしても補助的なポジションであるため2台目のエアコンは低速運転になり燃費が悪くなります。

まとめると

  • 温度差ができやすい間取りであること
  • それを解消するための補助エアコンの燃費が悪い

のが理由となります。

これらを解消するのには、リビング吹き抜けが一番効果がありそうだと思いました。シーリングファンを設置して1〜2Fの空間の空気を垂直方向に撹拌することができればかなり温度差は軽減されるでしょう。

一応HEAT20 G2レベルは満たしているので、間取りとか日射のコントロール、換気計画と冷暖房計画をもっときちんとデザインすれば解消できた部分だったと思います。

窓は本当に必要な数とサイズにする

西側につけた窓、めちゃくちゃ西日が入ってきます

窓については性能を強化した点は非常に満足しています。

「開口部は躯体に比べて断熱性が低いため窓の断熱強化は最優先すべき」だということで、標準設定であったAPW310(ペアガラス+樹脂アルミ複合サッシ)→APW430(トリプルガラス+樹脂サッシ)に変更しました。

ただ、無駄な窓が多い、サイズが大きいと感じました

無駄になる理由は単純で、「なんとなく必要そうだからつけた」だと思います。性能を高めた家に住んでみたことがなかったので、窓の数サイズが体感に効いてくるのか正直わかっていませんでした。APW430にしたのだから、窓が大きくても、数が多少あっても快適になるんじゃないかという家づくり素人故の知識不足でした。

間違いなく言えることは、今の知識であれば窓の数やサイズ、位置などはもっと厳選するであろうということです。

ちなみに、具体的な例を挙げるとすれば、

  • お風呂の窓は要らない(採光や換気の必要なし)
  • 西面の窓はもっと小さく、数を減らせた
  • 東面の窓も同様

あたりです。

窓はサイズが小さくても光は取り込めるし、数が少なければコストも減らせます。耐震性や断熱性の観点でも有利になるので、きちんと理由(眺望とか)を説明できる窓以外は切って良いのではないかと思いました。心配だからつける窓はほぼ要らないような気がします。

衣類収納を分散せず、ランドリー付近にまとめる

現在の我が家は、1Fのランドリールームに下着や部屋着などの衣類収納を設けており、2Fの各居室にもクローゼット(外着を収納)を設けてあります。

当初の計画時点では、ランドリールームで乾かした下着や部屋着はそのまま同室にある衣類収納にしまい、外着だけは2Fに持っていくという運用を考えていました。1Fにファミリークローゼットを作るスペースが無かったからです。

実際に生活をしていくと、2Fに衣類を持っていくのが面倒くさくてたまらないのです。

この話はランドリールームの内覧会記事でも書いていますので、こちらからどうぞ。

あわせて読みたい
【web内覧会2020】ランドリールーム・脱衣室【注文住宅】 性能と意匠にこだわった注文住宅のweb内覧会「ランドリールーム・脱衣室編」です。ランドリー関係では後悔ポイントたくさんありました。

リビングなり洗面所なりを調整して、クローゼットを設置しても良かったかなと思います。

 

おわり

ということで、今回は我が家の後悔ポイントを紹介しました。

内容はあくまでも我が家の場合ですので、ふーんそうなんだ程度にしておいてもらえばと思います。

実際に住んでみないとわからないので、このあたりはまあ仕方がないかなと考えています。

とはいえ、エアコンが効かないわけでもないし、光熱がめちゃくちゃ高くついているわけでもないし、建物内の環境は快適ですので、住まい方でフォローしていくのが良さそうです。

快適な家にしたい方へ

温熱環境に関しては、建築会社を選んだ時点で9割くらいが決まってくると思います。(うちの場合は特殊ですが)

会社選びのための施主の知識も必要ですが、なにより実務者側できちんと設計施工ができる必要があります。

断熱気密だけではなく、日射取得・遮蔽や間取り、空気の経路、冷暖房の経路などを価値観に沿ってバランスよくデザインし、生活を豊かにしてくれる会社が理想ですね。

見つけるのはなかなか難しそうですが…こちらが参考になればと。

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

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