どうも、しんば(@shimbakone)です。
- 間取りをどうしようか考えている
- 仕様をどうしようか悩んでいる
- こだわりや失敗を知りたい
そんな方のために、今回はweb内覧会として、我が家の多目的部屋を紹介します。
多目的部屋とは…?と思われるかもしれませんが、LDKにつなげたただの洋室です。これがいろいろな用途を兼ねた部屋になっています。
それではいってみましょう!
間取り
今回紹介するのはLDK横にある洋室です。畳コーナーを作らない代わりに、いくつかの用途を兼ねるような部屋としました。部屋のサイズは8帖ほどです。
LDKとつながっており、合計すると30帖程の空間になります。3連引き戸によって仕切ることもできるので、子どもが昼寝をしたり、閉じこもりたい(?)時に使っています。
この間取りで良いのは、キッチンから洋室も、リビングも全てが見渡せるところです。そのまま外の緑も窓から視界に入ってくるので、視線が抜けて気持ち良い空間になっています。(そのための大開口窓です)
スタディコーナーと可動棚
幅170cm程のテーブルを造作してもらいました。
子どもが勉強をするのには奥行きがあったほうが便利だろうということで、奥行きが60cmです。
テーブルの下には一枚板を貼ってもらって、収納を作ってもらいました。この空間があることでテーブルが散らかりにくくなります。
スタディコーナーの隣には可動棚を設置しています。
無印の収納ボックスがちょうど入る奥行き(33cm)で作ってもらいました。
3連引き戸はAICAのものです。天吊になっているので、床にレールやガイドが無いのが良いです(担当者さんに探してもらいました!)。3つの戸は連動しているので、開け閉めも楽です。マットな白色が、漆喰の壁と合っており馴染んでます。
多目的の部屋にした
この部屋は様々な用途で使えるように考えました。「時間軸で用途が変わっていく」という所が特徴かと思います。
- 子どもが小さい頃(現在)
- 子どもが小学生になったら
- 子どもが使わなくなったら
- 身体が老いてきたら
①子どもが小さい頃(現在)
この空間はプレイルームです。子ども(2歳・0歳)が、おもちゃやトランポリンで遊べるようになっています。トランポリンの前は、滑り台付きのジムを置いていました。
クッションフロアを敷いているので、無垢の床の傷も心配ありません。友人が子連れで我が家に来てもここで遊んでもらえれば床におもちゃで傷つけられる心配もありませんし、たぶん相手側も余計な気を使わずに済みます。
おもちゃや絵本などは作り付けの可動棚に収納しています。子どもが届かない高い位置は夫婦の本などを置いています。
②子どもが小学生になったら
スタディコーナーを設けているので、小学校の宿題などをやる勉強スペースとして使うことを想定しています。(子ども二人なら横に並んで勉強ができそう)
学校で使う道具や教科書(もしかしたら電子化されている?)などは、可動棚を調整して収納できるように考えています。ランドセルなどもここに置ければ楽かなと思っています。縦に2分割されているので、「左は上の子、右は下の子」みたいに、それぞれ子どものロッカー的な感覚で使いたいです。
2Fに子供部屋もそれぞれ確保してあるので、自分の部屋で勉強したくなってきたら適宜引っ越しをしていきます。
この部屋自体はまだ子どもの遊び部屋となるような気がしていますが、小学生って何して遊ぶんでしょうか。
③子どもが使わなくなったら
子どもが各々の部屋を使うようになってきたら、棚には本を並べます。夫婦共に本を読むのが好きなので、持っている本は棚に収納して、子どもも興味を持ってくれるかな?と期待しています。
スタディコーナーは、親でも子どもでも自由に必要な時に使えるような場所になると思います。
一応、親側には書斎もありますので、集中したいときには書斎、片手間でも良いような作業はスタディコーナーで行うのかなと想像しています。
8帖の空間としては、ストレッチ、ヨガなど寝転がる系ができるかなと思っています。その頃には健康に時間を割けるようになっていたいです。
④身体が老いてきたら
1階で生活が完結するように、この空間は寝室にします。私達夫婦が老後、階段の上り下りなどが辛くなった場合には、この空間にベッドを置いて(シングル2台可)生活ができると思います。
トイレも近くにあるので、そのあたりも大丈夫かと思います。
ちなみに、現在、私(夫)と下の子(0歳)はここで寝ており、寝心地は問題無いです。夜中にキッチンのミーレ食洗機が動いていますが(3連引き戸もあけたままでも)、音で起きることはありません。
後悔ポイント
大きな不満はありませんが、小さいものがいくつかあります。
①スタディコーナーのコンセント位置・照明の明るさ
机上の壁にコンセントをつけてしまったので、見栄えが悪いです。そして、充電アダプター(特にMacBookの純正)などを使っているとかさばるので、机上の使える奥行きが少し減ってしまいます。
コンセント位置って後悔ポイントの上位にくるやつだね!
机の下にコンセントを設けて、机に穴を開け、ケーブルだけ引き出すようにすればもっとすっきりしたなと思います。
加えて、勉強用であれば明るいほうが良いと考え、照明を昼白色にしました。しかし、私にとっては明るすぎに感じました(暗めが好きな人)。
なのでここは調光できる照明にすれば良かったかもしれません。
②窓をドレーキップタイプにすればよかった
南面にある、FIX+滑り出し窓、これは通気用としてたまに開けることがあります。
高性能な家は基本的には窓開け不要です。ですが、春や秋のエアコンを使わない時期にたまにオーバーヒートすることがあります(我が家は日射遮蔽が甘いので余計に)。そのときには、少し外気を取り入れて室温を調整するのが一番はやいです。
ナイトパージと言って、夜間の涼しい空気を取り入れて、建物にこもった熱を逃がすことで、翌日の冷房負荷を減らす効果があります。
ナイトパージは日中でも室温より外気が涼しいのであればいつでも行えますが、だいたい夕方にならないと外気が涼しくなっていません。
夕方以降の時間は、窓から外に光が漏れて虫が集まってきやすいです。APW430のすべり出し窓は内側にロール網戸がついているので、「窓を開けて、網戸を下ろす」ことになり、この窓が空いた一瞬に虫が入ってくることがあります。
なので、窓の外側に網戸が設置できるドレーキップタイプの窓(YKKAPだとツーアクション窓)の方が良かったかなと思います。
おわり
いかがだったでしょうか。今回は、多目的部屋のweb内覧会でした。
時間軸で用途が変わっていくと計画した部屋です。予想通りに使えると良いですが、そうならなくてもうまく暮らしの変化に対応ができればよいかなと思っています。
これで1Fは全て紹介できたので、残りは2Fです。たぶん次回のweb内覧会が最終回かなと思います。
家づくりの参考になれば嬉しいです。それでは。