家づくり

ミーレの洗濯機・乾燥機の導入に必要な工事とは?【我が家の実例も紹介】

どうも、しんば(@shimbakone)です。

我が家では、AQUAの洗濯機からミーレの洗濯機・乾燥機へ買い替えをしました。

あまり知られていないと思うのですが、ミーレの洗濯機は「普通の洗濯機を買い換えるように置き換えるだけ」ではダメです。設置するのにはいくつかの要件があり、これを満たすように家を改修(工事)しなければいけません。

そこで今回は

これからミーレの洗濯機・乾燥機を導入をしてみたいけど、どんな工事が必要なの?

というニッチな疑問にお答えする記事になっています。

それではいってみましょう!

はじめに

ミーレの洗濯機W1と乾燥機T1

ミーレの洗濯機の特徴についてはこちらの記事を参照してください。

Miele(ミーレ)の洗濯機の特徴は?どうも、しんば(@shimbakone)です。 今回は、ミーレの洗濯機について どんな洗濯機なのか をまとめま...

どこで買えるの?

まず少し簡単にミーレの洗濯機の買い方について解説しますね。

ミーレの洗濯機は一般的な家電量販店で(たぶん)買うことができないので、取扱をしているところから購入する形になります。

方法としては、都市部ならショールームがついているようなミーレの正規代理店があると思います。

地方だと正規代理店は無いので、ミーレの洗濯機を取り扱っていら業者から購入をして、必要な工事や設置作業を行ってもらう事になります。海外製の家電を取り扱っている会社(オーダーキッチンやオーダー家具の会社とか)を探しましょう。

できればミーレのアフターサービス公認店であるところが安心です。ミーレのメンテナンス研修を受けているスタッフがいるので、何かあった時に助かります。

我が家の場合はオーダーキッチンを施工してもらった会社に依頼をさせてもらいました。(もちろん公認店)

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どんな機種があるの?

ミーレの洗濯機には、

  1. 洗濯と乾燥機能が1台になっている(50〜60万円)
  2. 洗濯と乾燥機能が別々に分かれていて2台になる(合計75万円)

の2パターンがあります。それぞれメリットデメリットがあるので要望に合わせて選ぶのが正解です。選び方に関してはまた今度記事を書こうかなと思いますので、今回は割愛します。

設置の際には単純に1台を置くのか、2台を置くのかで必要なスペースが変わってきます。我が家は②を選んだので、今回の記事では「セパレートタイプを導入するのに必要な事を4点」でお伝えします。

①の一体型の導入に関しても原則的には同じような工事が必要だと思ってもらえれば良いです

導入に必要なこと4つ

以下の通りにまとめました。

  • 必要なスペース
  • 給排水管
  • 電源
  • 床の補強

これらをそれぞれ解説していきます。

1:必要なスペース

洗濯機と乾燥機を並べて置く場合は、本体用のスペースとして以下の図のように1210mm以上の幅がです。

さらに、本体スペースとは別で給排水管用のスペースを隣接して150mm以上確保しなければいけません。

ミーレ公式の設置・施工手順書より

よって、

実質的には1360mm以上の幅が必要になります。

物をどかせばスペースが広く取れる間取りならばよいのですが、壁などがあって物理的にスペースが取れない場合は

  • 壁を取っ払う
  • 並べるのを諦めて重ね置き(スタッキング)

くらいしか方法はありません。

スタッキングした場合。こちらより画像引用
横に並べる場合は上の図(施工手順)でも注意されているように「洗濯機は右側、乾燥機は左側」に置きます。扉の開き方がそれぞれ決まっているからです。

我が家の場合

写左側がランドリールーム、右側が脱衣室

我が家の場合は1Fのランドリールームと脱衣室の間仕切り壁を取っ払うことで、幸いにもスペースを確保できました。もともとの洗濯機用のスペースだけでは足りなかったからです。(※この部屋には2F部分は無く、間仕切り壁をとってしまっても、構造的に問題が無い事を工務店に確認しています)

壁を取った後の状態

洗濯機の位置が移動していますが、壁のあった場所の色が濃いので、位置関係がわかると思います。(漆喰が乾く前なので色が違う)

新築1年ほどで壁をぶち壊す人はそうそういないはず

 

2:給排水管の立ち上げ

一般的な洗濯機は、

  • 防水パンと一体となった排水口
  • 壁や床に設置された給水栓

を使うと思いますが、ミーレの洗濯機は特殊な形で給水管・排水管を立ち上げる必要があります。

これについても下の図のように工事をしてもらう必要があります。

ミーレ公式の設置・施工手順書より

細かい仕様は覚えなくても良いですが、水道屋さんにこのような形で工事してもらう必要があります。

洗濯機には高温で洗浄する機能があるので、熱い排水が出るため、排水管は耐熱タイプのものが必要なんですね。

我が家の場合

洗濯パンの取り外し

もともとあった普通の洗濯機用の防水パンを外して、給排水管を立ち上げてもらいました。

ミーレの洗濯機は、洗濯パンをはずしてから、床に直置きしないといけないみたいです

給水管

我が家の場合は、もともと洗濯パンに給水栓がついていたタイプだったので、洗濯パンを取り外して給水管を指定のものに差し替えるだけで簡単に工事できたようです。

排水管

しかし問題だったのが、排水管です。トラップ(臭いの逆流を防ぐやつ)が洗濯パンと一体型になっていたので、洗濯パンをとってしまう場合は新たにトラップ作る必要がありました

床下にトラップを作ろうとしたみたいですが、(吹付け断熱を追加した関係で)狭く作業がしにくいため、床上でトラップを作ってもらうことにしました。

配管をくるっと回転するようにしてトラップを作ってもらいました。茶色の配管が耐熱用のものらしいです。見栄えは悪いですが、DIYでこのスペースは隠してしまう予定なので見た目は気にしませんでした。床を貫通している部分の作業になるので、ウレタンでしっかり吹付けをして気密をとってもらうようにしました。

更に、乾燥機用の排水ホースを接続するための枝分かれもしてもらいました。

ちなみに施工手順書では向かって洗濯機の右側に給排水管を立ち上げるように指示がありますが、我が家では左側に立ち上げてうまく設置できました。(もともとの給排水の位置がここなので気密のこともあり移動させたくない)

3:電源

ミーレの洗濯機と乾燥機では、それぞれ200Vの専用回路(コンセント1口だけがブレーカーとつながっているやつ)が必要です。

本体設置場所から電源ケーブルの届く範囲で200Vコンセントを2つ用意しないといけません。

この工事は電気屋さんにやってもらうことになります

もともとの洗濯機用に1つはコンセントがあると思うので、これを200Vの専用回路にすること。それから、もう1つ200Vの専用回路が必要になるので、ブレーカーの空きがあれば増設できると思います。足りなければ他の回路を調整して空きを作るか、ブレーカー自体を増設する事も可能のようです。

実際にミーレの洗濯機を導入する場合は、施工する業者が電気配線の状況を確認し必要な工事をすると思うので、施主がそこまで詳しく把握しておく必要はないと思いますが。

とりあえず200Vの専用回線が2つ必要だということだけ理解しておいてください。

我が家の場合

上に書いたように、洗濯機に使っていたコンセント1つを専用回路にしました。

もう1つ専用回路を作るのにあたってはブレーカーの空きが無かったので、他の電気回路をうまく調整(合体?)してもらって1つ空けてもらいました。これを乾燥機用の専用回路としました。

乾燥機用のコンセントを設置するのに新たに壁に穴を開けることはしたくなかったので、洗濯機用のコンセントプレートにまとめてもらいました。見栄えはよろしくないですが、そもそも人に見せるような部屋ではないので妥協しました。

プレートは1つですが、コンセントそれぞれが200V専用回路になっています。

新築時に計画してたらカウンター下にビルトインして、配線を見えないように綺麗にしたと思います

4:床の補強

ミーレの洗濯機は100kg、乾燥機は30kgほどの重さがあるそうです。よってこれに耐えられるように床を補強しなければなりません。

大人2人が立っていると思えば特に補強がなくても良さそうな気がしますが、24時間ずっと重さがかかっているので、何年も時間が経つと床がへこんでしまう可能性があるみたいです。なので、ここはしっかり補強をしたほうが間違いないでしょう

洗濯機を設置する場所がちょうど基礎の真上になるなどで補強が要らない場合もあると思うので、床下がどのような構造になっているのかを確認してもらわないといけません。

ミーレ公式の設置・施工手順書より
洗濯機は重量があるため、木造の場合は2階以上への設置はしないようにと公式より指示があります

スタッキング(乾燥機を重ねて)で設置する場合は、より強固に床を補強する必要がありそうですね。

我が家の場合

我が家は木造の家なので床の補強が必要でした。

乾燥機を置く位置には太い木材が入っていたので補強は不要でしたが、洗濯機を置く位置には支えが必要だったのです。下のようなものを3本追加して床を支えてもらいました。(もともと床下を支えるために使われている部材)

床下に使っている板がそれなりに厚みがあったようで、これを追加して支えるだけで補強は大丈夫そうだということでした。床下の断熱材をくり抜いて直接この部材で板を支えるようにしたので、くり抜いた部分はウレタンでしっかり埋めてもらいました。

ここでも気密が大事です。断熱ももちろん。

まとめ

ここまでの工事が完了すれば、やっとミーレの洗濯機を設置できるようになります。

もう一度まとめると以下のとおりです。

  1. 必要なスペースを確保する
  2. 給排水管の立ち上げ
  3. 200V電源の確保
  4. 床の補強

我が家はこのような工事が必要になったわけですが、予め「ミーレの洗濯機を導入する」と決めている場合は、新築時にこの要件を最初から満たしてビルトインにしてしまうor簡単に対応できるような設計にしておく事をおすすめします。

新築計画時はミーレの洗濯機を導入するなんて思わなかった

補足:気密を気にする人は

我が家は工務店で高気密に家を建ててもらっていますので、今回の床を貫通する部分の工事に関してはとても気になりました。床の仕様を知らない外部の人にあまり触ってもらいたくなかった(気密処理が甘くなるのが許せない)ので、以下のようにさせてもらいました。

  • 導入に必要な諸工事:家を建てた工務店が実施
  • 洗濯機の設置作業:オーダーキッチンの会社が実施

といった感じです。

ただ、注意点としては「諸工事が仕様に沿ったものであること」が最重要なのでオーダーキッチンの会社の方に立ち会ってもらって、確認をしながら諸工事をやってもらいました。

このあたりは業者がどのような対応をしてくれるのか次第ですね
今回の内容の目的は、どんな工事が必要なのかを施主にわかってもらうための記事です。実際に導入設置をする場合は、細かい仕様などを施工業者に判断してもらいましょう

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

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しんば
30歳代前半のしんばさん。 地方(田舎)の工務店で性能と意匠にこだわった注文住宅を建てました。(HEAT20 G2・C値0.27)妻と娘と家族3人で暮らしています。家づくりを中心に、お金、健康などについて発信していきます。