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【真鍮を楽しむ照明】FUTAGAMI(フタガミ)のペンダントランプ【円錐・黒ムラ・鍛金】

どうも、しんば(@shimbakone)です。

我が家ではFUTAGAMI(フタガミ)のペンダントランプを使っています。

ルイス・ポールセンのPH5と悩んだ末に両方採用するという英断をしました。以前にブログでPH5の紹介記事を書いたので、今回は、こちらのペンダントランプを紹介します。

あわせて読みたい
【空間と時間をデザインする照明】ルイスポールセン・PH5の魅力とは? ルイスポールセンの照明、PH5の魅力を解説します。これを読めば、名作と言われる理由がわかります。

FUTAGAMIのペンダントランプの

  • 特徴や魅力
  • 使ってみた感想

をまとめています。

それではいってみましょう!

もくじ

どんなランプ?

公式ページより)

富山県の鋳物(いもの)メーカー「二上」が展開している真鍮(しんちゅう)の生活用品ブランド「FUTAGAMI」。そこで製作されているペンダントランプです。

ペンダントランプにはいくつかモデルがありますが、我が家で採用したのは、円錐形の黒ムラ(着色)の鍛金(たんきん)仕上げというタイプになります。(上の写真の右側)

 

真鍮で作られたシェードの外面は、黒く着色されており落ち着いた雰囲気があります。一方で、シェード内側は無垢の真鍮になっていてコントラストがとっても綺麗です。

(黒く着色されていない無垢「鋳肌」や、星型のランプもあります)

家具屋さんで展示されている現物を見たときに、一瞬で惚れてしまいました!

特徴は「真鍮」

公式ページより)

経年変化する真鍮

人と場所に馴染んでいく素材、真鍮

真鍮は耐腐食性が強く、加工が比較的容易で、太古から建築金物、船舶金物、家具金物など、様々な分野で使用されてきました。
また素材の持つ風合いが柔らかく、光沢も優雅で、美術工芸品や仏具などの素材としても長い歴史があります。
真鍮は使えば使うほど表面が酸化し、独特の味わいが出て、
人と場所に馴染んでいく素材です。

(公式ページより引用・抜粋)

真鍮で作られたものは、最初は綺麗な光沢がありますが、時間の経過によって徐々に表面が酸化し、風合いが変化していきます。

(それを良さと捉えるのか、劣化と捉えるのかは価値観次第ですが)

(メトロクス東京のブログより)

画像を引用させてもらったメトロクス東京のブログ記事「経年変化やお手入れを楽しむ真鍮製品」には、他にも経年変化の比較画像があるので、是非御覧ください。

ぴかぴかの状態も綺麗ですが、時間をかけてゆっくり変化していってにじみ出てくる表情にも良さを感じますよね。

この変化こそが真鍮製品の大きな魅力だと思います。

真鍮だからこそ手間がかかる

FUTAGAMIのランプは注文をしてから納品されるまでに3ヶ月ほど時間がかかります。

これは手作業で1つ1つを製作しているからなのですが、真鍮鋳物の製作の方法がその理由にもなっています。

以下は別のファッションブランドのページからの引用ですが、その手間がわかります。

一見脆弱に見える砂型だが、なぜ砂を使うのかというと秘密は溶解温度にある。真鍮の溶ける温度はおよそ1250度と言われているが、鉄は1500度くらい。例えば、亜鉛やプラスチックを作るには低い温度で溶けるので、鉄の金型でもよいのだが、溶ける温度がほぼ変わらない真鍮は、鉄の型があっと言う間にダメになってしまう
とすると絶対溶けない砂を使うしかない。そうやって、古くから砂型手込め鋳造は継承されてきた技術でもある。 だが溶けない反面、崩れやすいので、毎回型を砂で作らなければならない手間もある

(TOFF&LOADSTONEの記事より引用)

 

  • 真鍮の溶解温度が高いため砂型でなければならないこと
  • 砂は崩れやすいので毎回作らなければならないこと

職人の手間がかかっていることがわかります。大量生産ではなく、職人の手で1つ1つ仕上げるランプというところにも、私は魅力を感じました。

納品を待っている間は、キリンのように首を長くして待っていました

使ってみた感想

このランプは、PH5と比較して実用性よりもインテリア性が高かったので、ダイニングではなくトイレでの採用となりました。(ライティングという実利が有利なPH5がダイニングへ…)

見た目

どストライクの見た目です。シンプルなシエルエットと素材感がたまりません。(マットな質感が大好物)

我が家のトイレが(漆喰で)真っ白なので、黒いランプがとっても映えます。何回見ても飽きませんので、トイレに長居したくなります。

時間の経過を楽しめるので、これからどんな表情をしていくのかが楽しみです。

ただ、シェードが黒いため、トイレットペーパーのカス(小さいホコリみたいなものが舞い上がる)やホコリが付くと目立ちます。気になったら掃除機でホコリを吸っています。

明るさ

トイレの広さであれば1灯で十分です。(ダイニングに採用する方は複数灯を並べているのをよく見ます)

下方向に広がるように照らしてくれます。シェードの内面は無垢の真鍮になっており、鍛金仕上げがされているので、光の反射が若干ブレて優しい光になっているような気がします。(削り出しを使ったことがないので比較できませんが)

標準でついている電球は白熱球ですが、任意でLEDも使えるようです。夏は頭のうえから少し熱を感じます。

取り付け

コードが長かったので、くるくる巻いて止めるだけの簡素仕様。購入店で短くカットすることもできましたが、別途料金が発生することと、他の場所に使うかもしれない(トイレの照明は?)…という理由から、カットせずに使うことにしました。

工務店側でこのように設置をしてもらったのですが、これ以外にコードを綺麗に収めることが思いつかなかったのでこれで良しとしています。

おわり

ということで、今回はとってもお気に入りのFUTAGAMI(フタガミ)のペンダントランプを紹介しました。

真鍮を使ったとっても素敵な照明です。

  • 真鍮が好きな人
  • 経年変化を楽しみたい人
  • ハンドクラフトに価値を感じる人

こんな方にはおすすめな照明です。

購入を検討される場合には、是非現物を見てもらえると、その良さがわかると思います。

それでは。


 

 

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