しんば(@shimbakone)です。
我が家ではダクト式の第1種換気システムを採用しています。
我が家の換気システムでは、ある工夫をすることでダクト式のデメリットであるダクト汚れ問題を解消しています。
本記事では、その方法について解説します。
それではいってみましょう!
ダクト式の第1種換気システムの特徴
我が家の換気システムはローヤル電機の「SE200RS」というダクト式の第1種換気システムを採用しています。
ダクト式のメリットは、力の強いファン1台で家の中の空気の流れをデザインできる点です。ダクトを使い狙った通りの換気(計画換気)がしやすいので、空気が淀んだりすることなく、しっかり換気ができます。
(もちろん、換気の精度を上げるには、気密性も問われてきます)
一方、デメリットの1つとして
ダクトが壁や天井内に隠れてしまっているので、ダクト内のメンテナンスが難しい事が指摘されます。
もし、ダクト内部に汚れがたまり、カビなどが発生していた場合は、そこを通る空気も汚染されてしまいます。結果として外から新鮮な空気を取り込んだにも関わらず汚染された空気が家中に行き渡るようになってしまいます。
これでは、本体の換気の目的を果たすどころか、不健康な家になってしまいます。
(電源を切らずに絶えず空気が流れていればそこまで汚れないという話も聞きますが)
そこで我が家では次のような方法で解決をしました。
解決方法はとってもシンプル
とってもシンプルで「ダクトをやめた」ことです。
わかりづらいので、この図を見てもらえばイメージがしやすいと思います。
我が家の換気のイメージ図
少し解説すると、
- 小屋裏に換気システム本体を置く
- 新鮮な空気を各部屋に配るダクトを無くす
- 小屋裏空間へ新鮮な空気を放出
- 空気は小屋裏→2F→1Fと流れていく
- 1Fからダクトを通って空気が排出される
といった流れになります。
こうすることのメリットとして、給気するためのダクトが無いので、
新鮮な空気が汚れるリスクがありません。
排気ダクトの汚染問題を解決
また、仮に排気するためのダクトが汚染されたとしても、そのまま排気するだけなので大きな問題ではないと考えています。
さらにSE200RSの熱交換では
- 雑菌やウイルスは混じらず
- 臭いなどは若干交換される
との事で、雑菌やウイルスは交換されないので衛生的には安心です。臭いは若干交換されるようなので、それが気になるようなら小屋裏に空気清浄機でも置いておけば良さそうです。
今の所、臭いが気になったことはありません。
小屋裏エアコンを使える
補足ですが、この換気方式であれば、小屋裏エアコンが利用可能です。
(SE200RSと小屋裏エアコンの組み合わせは、工務店のアイデアです)
夏場には、小屋裏に設置したエアコンを利用し、冷房や除湿をすることが可能です。
2Fが優しい涼しさになり、気持ちよく寝る事ができています。
(1Fは外気温によってはリビングエアコンが必要)
メンテナンスが楽
これは副次的なメリットですが、メンテナンスが楽にできます。
換気システム本体は小屋裏に台を組んで設置してあるので、腰の高さでフィルタ交換などの作業ができます。
天井に埋め込んで設置されているのをよく見かけますが、天井を見上げながら掃除するのが大変そうなので、我が家のはなかなか良い置き方なんじゃないかと思っています。
おわり
今回は我が家の換気システムについて解説してみました。
対応策は、給気するダクトを無くすというシンプルな方法でした。
設計時、換気システムについてはとっても悩んだところです。工務店といろいろ相談し、このような提案をしてもらいました。
提案をもらった時には、小屋裏エアコンを活かしつつも、ダクト式のデメリットを軽減させるという画期的なアイデアに驚きました。
「ダクト式の第1種熱交換換気システムを使いたいけれど、ダクトの汚染が気になる」という方は、一度検討してみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。