どうも、しんば(@shimbakone)です。
ホームシアターは自宅で迫力のある映画や音楽を楽しめますので、家づくりの中で検討される方もいると思います。
我が家は、壁掛けTV・スピーカーを採用してすっきりしたホームシアターにしました。今後検討される方の参考になればと思い、計画やレイアウトをまとめてみました。TVの買い換えのことも考えています。
それではいってみましょう!
TV周りはこんな感じ
TVを壁掛けし、スピーカーも壁掛けにしてすっきりさせました。TVボードは浮いたように造作してもらったので、広さを感じます。
主な用途としては、音楽を流しておいたり、YouTubeを映したり、映画を見る事ですね。普段、テレビ番組は見ませんが、子ども番組(Eテレ)だけ見ています。
目指したのは、(オーディオには詳しくないので)本格的すぎず、大掛かりにならずすっきりした納まりにして、そこそこの迫力が楽しめれば良い(予算もそこそこ)というところです。
方向性としては以下の3点を考えました。
- 美しくすっきり納まるようにしたい
- ソファから見やすい配置
- 機器更新も踏まえた設計
見た目、機能性のバランスをうまくとれるようにしたいなあと思いました。
では、具体的なポイントは以下のとおりです。
- 壁・天井の補強下地を入れる
- 壁掛け金具は汎用品を使う
- 配線は壁の中を通す
- 見やすいTVの高さを考える
- 機器更新を想定して余白を作る
- TVとスピーカーの中心を揃える
次項で、我が家の計画を解説していきますが、文中で出てくる①といった囲い数字が上述の対応したポイントになります。
TV・スピーカーの壁掛け
美しくレイアウトしたかったので、TVとスピーカーは壁掛けにすることにしました。地震で倒れる心配もなくなります。
その際に、壁や天井の下地補強(①)が必要になりますので、設計の段階で工務店にお願いをしておきました。
TVの壁掛け金具
TVを壁掛けにするには、壁掛け金具が必要です。壁掛け金具には、メーカー純正のものがありますが、TVを別のメーカーに買い替えた時の事を考えると、サードパーティ製の汎用品(=いろいろなメーカーに対応しているもの)を使うのが良いと思います。(②)
我が家ではこちらの製品を採用しました。
TVと壁にそれぞれ金具を取り付け、壁に取り付けた金具に引っ掛けるように固定するタイプです。このタイプは、上下に若干の向き調整ができるだけです。
もし、TVの配線を頻繁に抜き差しする方やTVの向きを大きく左右に振りたい方は、アームで支えるタイプがおすすめです。可動範囲が大きく壁と離すことができるからです。
私が採用した金具ですが、対応しているTVサイズは26インチ〜65インチです。現在使っているのは42インチのTVで、今後大きなサイズに買い換えることも考えて最大65インチサイズまで対応の金具を選びました。
スピーカーの壁掛けと天井付け
スピーカーの壁掛け方法は色々あると思いますが、我が家のスピーカーの場合を紹介します。
選んだスピーカーはJBLのControl Xというモデルです。(2021年3月現在は製造終了しているようです)
このスピーカーは、壁掛け用の金具が付属品としてついていたので、これをそのまま使っています。本来の用途ではありませんが、天井付けにもこれを利用しています。
スピーカーを横向きにすることで、許容範囲の角度で設置できました。
余談:スピーカーの選定理由
以前にJBLのポータブルスピーカーを使っていたことがあり、コンパクトな割にしっかり音が出ていたので気に入っていました。
オーディオには詳しくないので情報収集をしていたら、Contorl Xを利用してホームシアターを構築している記事を見つけ、機器の選定はこちらを参考にしました。
「ガルパン劇場版」再び。総額15万円でAVアンプ+4.1chシステムによる高密度シアター
「身近な価格」、「音量を絞る」という所が希望にあっていました。
配線を壁に通す
キレイなレイアウトをしていても配線が見えてしまうと、それだけで台無しになってしまうので、配線は壁の中を通すように設計してもらいました。(③)
写真の小さな茶色の四角は穴なっていて、TVボードの内側とつながっている構造になっています。ケーブルや電源ケーブルなどはここに通すようにして隠すことができます。
その左右には、スピーカー用のケーブルが通るようにしてもらっています。この穴は、スピーカーで見えなくなるような位置にしないと配線が見えてしまいますので、機器の大きさや取り付け位置、接続位置を確認しておく必要があります。
我が家の場合は、壁だけでなく、天井に吊るスピーカーもあるので、天井裏にも配線を通せるようにしてもらいました。
TVの位置
「TVの位置」は個人的に一番考えた所です(④)。なぜなら、いくつかの要素のバランスをとる必要があったからです。
- 見やすいTVの高さ
- TV・TVボード・スピーカーの距離感
- TVの買い換え時も美しく見える配置
といった辺りを考えました。
床からの高さ
TVは見上げるよりも、目線から平行か少し下くらいにあるのが見やすいとされるようです。位置をあまり高くしすぎると見にくくなるので、床からTVの中心の高さが90cmという高さ設計しました。参考にしたのはこちら(壁掛けテレビの高さの秘訣、教えます!/テレビ壁掛けショップ)。
参考先によると100cmの高さがバランスが良いとのことですが、ローソファ(我が家のは座面高30cm)に座ってみることが多いので90cmとしました。
TVの位置が高いとTV周りレイアウトの重心が高く間延びしてしまう気がしたので、なるべく低めにして、ローソファとも合うように考えました。
取り付ける金具と、TV裏にくる穴(我が家の場合は四角い穴)が干渉しないように設計する必要がありますので、打ち合わせの中で「金具はこれを使います」と、早めに決めておくのがおすすです。
TVまわりの余白・サイズ感
TVまわりの余白をどれくらい確保するのかで見栄えが変わって来ると思います。私は余白がないと窮屈感を感じるので、ある程度の幅は持たせたいと考えました。
我が家がどのようにしたのかは、この図を見てもらうのがわかりやすいです。
42型のTV(ベゼル太め)を設置した時に、TVの下辺とTVボードとの間は10cmあります。これだけ余白があれば、見た目的にも問題ないですし、大きなサイズのTVに買い替えたときにも大丈夫そうです。
買い替えのTVの中心とTVボードの間は45cmをとってあるので、ベゼルレス(ベゼル極細)のTVなら70インチくらいまでは計算上TVボードと接触せずに納まるはずです。70インチのディスプレイの高さは87.2cmで、TVの中心からTVボードまでは43.6cm必要です。(参考:TVのサイズと高さ)(⑤)
とはいえ、TVとTVボードと隙間が無いのはかっこ悪いので60インチ(必要高さ37cmで8cmくらいは余白があります)くらいで抑えるか、プロジェクタに変えてしまうのも良いかもしれません。
ちなみにTVのサイズを変えても綺麗に見えるように、TVとスピーカーの中心を揃えるようにしました(⑥)。TVもスピーカーも壁掛けにしたい場合にはおすすめの方法です。
おわり
ということで、今回はホームシアターの計画ポイントをまとめてみました。
ざっとまとめるこのようなポイントでした。
- 壁の補強下地を入れる
- 壁掛け金具は汎用品を使う
- 配線は壁の中を通す
- 見やすいTVの高さを考える
- 機器更新を想定して余白を作る
- TVとスピーカーの中心を揃える
これから計画される方は、どれも後からは調整しにくいポイントなので、事前によく考えておくのが良いと思います。
自宅で過ごすことが多くなってきているので、ホームシアターがあると楽しいですよ。
それでは。