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家づくりにおいて意匠性を高めるために意識した4つのこと

どうも、しんば(@shimbakone)です。

我が家の家づくりのテーマの1つに「意匠にこだわる」があります。

意匠性については割と満足しているので、今回は我が家はどんなところを意識したのかという点をまとめてみました。

興味ある方は是非読んでみてください。

それではいってみましょう!

もくじ

はじめに

そもそも意匠とは

すごく大雑把に言えば、「見た目」の事だと私は定義しています。

視覚的に美しく感じ、情緒的な感覚を引き起こさせるものです。

これは完全に主観に由来するものなので感じ方は人それぞれです。私が良いと思っているものでも、あなたからしたら好みじゃないと感じる可能性もあります。当然その逆も然りですので、その辺りはご理解ください。

 

家づくりにおいては、意匠よりか性能よりかみたいな話がありますが、私はどっちも大事だと思っています。

性能を高めると、「建物が長持ちする」「健康にストレス無く過ごせる」「ランニングコストが抑えられる」などの恩恵があります。

意匠性を高めると、情緒的な価値があります。美しいと感じる衝動は、心をポジティブにします。そういった家で暮せば、心が豊かになると思いますし、建物に愛着も湧きやすくなり、長持ちさせたくなるという副次的なメリットも考えられます。

私の場合は、性能だけを突き詰めても面白みがないと感じてしまう人なので、住んでいて心が豊かに感じるような家が良いと思ったからです。

もちろん、ストレスのない温熱環境を作ったうえでのお話ですよ。最低限、生理的な欲求を満たす事ができる箱の性能は必須かなと思います。

 

4つのポイントを意識した

家を計画したときに、意匠性を高めるために意識したポイントを4つ紹介します。

  1. シンプル
  2. 素材感
  3. 外を使う
  4. 統一感・世界観

これらをそれぞれ解説していきます。

 

1:シンプル

見学会時の写真(家具は工務店のもの)

我が家の一番ベースにある考えですが、まずはごちゃごちゃさせないということです。

  • 余白をとるようにして、なにもない空間を部分的に作る
  • 装飾はなるべく少なく、代わりに素材感で味を出す(後述)

という所を意識しました。

(余白に関しては土地や建物の大きさによって制限はありますが)

で、シンプルにすると何が良いのか?

答えは単純で、綺麗に見えて美しいからです。

 

例えば、壁は無地にして装飾や柄などは省くようにしました。視覚的にごちゃごちゃしていると、住んでいる中で無意識的に感情もごちゃごちゃしてしまうような気がします。(部屋が散らかっていると不快になるのと一緒かなと思います)

シンプルにするのはお金をかけずに設計でできる事です。

見学会時の写真(家具は工務店のもの)

箱(建物)をシンプルにすれば、お気に入りの家具を置いたり、小物を飾ってみるなどで味付けは可能です。はじめから作り込んでしまうとそこから引き抜くことができません。あとから足していくようなイメージを持っていると仮に好みや価値観が変わっても対応しやすいと思います。

 

2:素材感

シンプルにして余白を作ると、少し味気が無いと感じるかもしれません。

そういう時には素材感で風合いを出します。

我が家の場合は、漆喰、無垢材、真鍮など素材そのものの質感が素敵だと思うものを採用しました。個人的な好みですが、表面がつるつるしたものよりもざらざらしたマット感のあるものに惹かれる事が多いです。

時間が経過すると劣化するのではなく、その変化が味わいとして感じられるようなものも良いですね。

このあたりもそれぞれ価値観があると思うので、劣化しにくいものが好きなのであればそういった建材を使うのが良いかも知れません。

 

3:外を使う

美的感覚を得るという意味では、建物の外(自然などの風景)を利用する方法もあります。

  • 自然の美しさを使う
  • 感覚的な空間の拡張

家の外の景色を取り込んでみると、単純に美しい眺めを得られるます。どうしても家は人工感が満載なので、自然に作られた造形の美しさを組み合わせるとバランスが良いのではないかと思います。

それに加えて、室内にいても知覚が及ぶ範囲が家の外側まで広がりやすくなります。物理的に広いではなく、感覚的な空間を広げてあげると開放感が得られます。開放感は意匠にプラスに働くはずです。

 

例えば我が家の場合は、リビングソファに座ると大開口の窓から外に広がる自然が見えるようになっています。リビングからウッドデッキにも出られるようにして内と外を繋げています。秋の一部の気持ちの良い時期しかここの窓は開けませんが、視覚的にはつながりをもたせています。

ちなみにこれほどの景色を取り込むとなると必然的に大きな窓が必要になるので、温熱環境的には日射取得や日射遮蔽を合わせて考えなければいけない部分になります。

土地柄的に建物が密集していたりで、まわりに自然や眺望できるような向きが無い場合は、空を見上げるような高い位置に窓を置くのも良いと思います。空模様は刻々と移ろいで行きますから面白いと思います。

我が家は、南面が自然になっている土地を手に入れられた恩恵が大きいです

 

4:統一感・世界観

ちょっと伝わりづらいかもしれませんが、こういった言葉のイメージが表す概念を意識しました。ここでは統一感という言葉を使いますね。

統一感はいろいろ観点から出せますが、「とりあえずこれを抑えておけば間違いない」というのが色合いだと思います。

我が家の場合はテーマカラーを決めて、家の内装や家具の配色を考えるようにしました。

  • 白 … 漆喰、窓のサッシ、家電
  • 黒 … 家具(革、アイアン部分)キッチン面材、家電
  • 茶色 … 床、家具の木材、木製ブラインド

といったように3色あたりに色を抑えると良いかと思います。なおかつ、色毎の彩度(鮮やかなのか、くすんで落ち着いているのか)を揃えるとより綺麗に統一感が出ると思います。

色を使いすぎや、色数を抑えていても彩度がばらばらになると、ごちゃごちゃ感が出てしまうので、このあたりに気を使いながら内装や家具などを選定しました。

家具などを選定するときおすすめなのが、実際の床材のサンプルや、キッチンの面材サンプルなどを持って実物を見に行くという事です。実物で色合いを比べる事で「思っていたのとちょっと違った」が減らせると思います。

 

補足:時間軸

家はそうそう何度も建てられるものはありませんので、意匠について考えるのなら時間軸まで含めてが良いと思います。

私の場合ですが、(これはあくまで想像でしかできませんが)自分が60歳になったときに美しいと感じられるか?という観点で私は考えました。

建築時から年月が経過し、住む人の美的な価値観が大きく変わる可能性があることを踏まえると、時間が経過しても感じられる美しさはなんだろう?と少し悩んでみるのが良いです。

私の場合は、時間経過とともに素材の風合いの変化を楽しめたら良いなあと思って、「シンプルにして素材で味を出す」という方法をとりました。私と妻の嗜好から、このあたりはブレないだろうと考えました。

判断基準は他の誰かがどう思うかではなく、あなたの内側ににある「美しいと感じるか?」だと思います。なんでもできてしまうのが注文住宅の醍醐味です。

おわり

意匠に関して私の考えをまとめてみました。もう一度おさらいすると

  1. シンプル
  2. 素材感
  3. 外を使う
  4. 統一感・世界観

の4点です。

嗜好の話なので、異論は大いに認めます笑

こういったアプローチがあるよ!って事だけも参考になれば嬉しいです。

くれぐれも温熱環境を犠牲にした意匠はするべきではないと思っていますので、気をつけてくださいね

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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