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【HEAT20 G2】1年間の光熱費を公開【2019年度版】

どうも、しんば(@shimbakone)です。

今回は我が家の1年間の光熱費を公開します。

入居から1年経過したので、しっかり集計をしてみました。

  • 電気代
  • ガス代
  • 太陽光発電売電額

をまとめています。

我が家の性能・仕様や住まい方なども紹介していますので、どのような生活環境で、どれだけの光熱費がかかるのかがわかると思います。

それではいってみましょう!

もくじ

光熱費の総額は?

電気代とガス代の1年間分は…

134,464 円です!

内訳は以下の通りになっています。

電気代 104,539 円
ガス代 29,925 円

ぼんやりした目標の10万円を超えてしまいましたが、まあこれぐらいか…って感想です。

初年度は住み方を探りながら過ごしています。

では、電気とガスでそれぞれ詳しく内訳を見ていきましょう!

 

と、いきたいところですが、先に我が家の性能や過ごし方を解説しておきます。

(出鼻をくじいてすみません)

光熱費だけを公開してもあまりそれ自体には意味がないな、と思っていて、

  • どんな家の性能
  • どのような住まい方か

といった部分も一緒に提示することによってはじめて意味がある情報になると思うからです。

性能とかは興味ないから、とりあえず電気代を見たい!という方はこちらからジャンプ!

我が家の性能・仕様

ということで、簡単に我が家の性能・設備を紹介します。

ざっくりまとめると以下のとおりです。

  • 木造2階建て(延床面積44坪)
  • Ua値:0.46 (HEAT20 G2 6地域)
  • C値:0.27
  • ダクト式第一種熱交換換気システム
  • 太陽光発電 6.1kw(余剰買取)
  • エアコン2台だけで全館空調

光熱費に影響する要素ってもっとたくさんあるのですが、書きすぎてもよくわからないので主要な部分のピックアップしました。

詳しい性能・設備に関してはこちらの記事でまとめていますので、興味があればご覧ください。

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住まい方

基本的な考え方としては、

快適・健康に省エネで暮らす

なんですが、これだと言いたいことを端折りすぎているのでもう少し書くと、

  • 家中を一定の温度・湿度に保ち
  • ストレスのない健康な温熱環境で
  • 無理しない程度の省エネで暮らす

といったニュアンスですね。

光熱費についてはなるべく低いほうが良いですが、暑さ寒さを我慢してまで光熱費を削減しようというわけではありません。

快適な環境は健康・精神へ投資だと考えているので快適性は求めていくスタイルです。

生活の様子

光熱費に関わりそうな要素も簡単に紹介しておきます。

  • 夫婦と子ども1人の3人家族
  • 日中は妻と子どもが家にいる
  • 食洗機は深夜に1回だけ運転
  • 毎日お風呂はお湯を貼る
  • 住んでいるのは静岡県(省エネ区分 6地域)

現在は1歳の娘がいるので、家中どこにいても快適な空間にしてあげたいという思いが強いです。

目標としている温熱環境

冬場
温度 23℃ 〜 24℃
湿度 50% 〜 47%

絶対湿度:10〜11g/㎥

夏場
温度 26℃ 〜 27℃
湿度 60% 〜 50%

絶対湿度:14~15g/㎥

※夏場の湿度はうろおぼえです。

夏場と冬場はそれぞれこのような温度を目指して冷暖房・加湿をしています。

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空調について

我が家はエアコン1台をつけっぱなし(連続運転)で家中どこでも一定の温度を保てるように目指しました。

夏と冬でそれぞれ主に使うエアコンが異なります。

夏場の冷房
小屋裏エアコン(6畳用)を利用し小屋裏から冷えた空気を2F→1Fへ降ろしてくることで、家全体を冷やします。
冬場の暖房
リビングエアコン(10畳用)を利用し、1F→2Fへと温かい空気が上昇していくことで、家全体を温めます。

冷暖房はこのような考え方でおこなっています。

ちなみに連続運転時の設定温度はこのようになっています。

夏場:小屋裏エアコンを26℃

冬場:リビングエアコンを23.5℃

実際に生活をしてみると、エアコン2台を稼働させる場面があります。想定よりも熱の移動が少ないのか、1F、2Fで温度差が発生し目標とする温熱環境に届かなくなってしまいます。

原因となっているのは、

  • リビングに吹き抜けがない
  • 換気計画による空気の流れが2F→1F
  • 日射遮蔽ができていない(今後はシェードを付ける予定)

あたりだと思われます。

基本的には主となるエアコンは連続運転(つけっぱなし)にしており、サブのエアコンは適宜、間欠運転する使い方です。

我が家の生活環境がなんとなくイメージできたでしょうか。

電気代:104,539円

では、やっと本題ですね。

電気代(買電)の年間の推移はこのようになりました。

夏よりも冬のほうが電気代が高くなっています。

1番少ない時期(6月)と、多い時期(1月)をくらべると3倍以上も差があるので、どうやら、寒い時期には多くのエネルギーが必要とされそうです。

なので、エネルギー効率の観点から言えば、なるべく冬向けの建物設計をすると冬の光熱費の高騰を抑えられそうです。

高気密高断熱を指南する本の中でも「冬を旨とすべし」と書かれている事が多いです。

回路別の内訳

こちらのグラフはHEMSから取得した月毎・回路別の電気代(想定計算)になっています。

このグラフは、先のものと集計タイミングが異なり正確ではないので、だいたいと内訳だと思っていただければ良いです。

(2020年1月中旬からHEMSが故障しデータが取得できていませんので、正確なのは2019.5〜2019.12までです)

このグラフから次の事がわかりました。

  • 夏冬の冷暖房費(リビングエアコンFエアコン)の電気代が大きい
  • それ以外の電気代(その他食洗機換気システム)は年間通じてあまり大きな変動がない

我が家の性能・仕様で、目指した環境を維持するためには、年間この程度の電気代がかかるという事になりました。冷暖房費ってバカにならないくらい大きいのですね。

ちなみに、スチーム式の加湿器を使っていたので、これも電気代を押し上げている要因かと思われます。常に電気ポットでお湯を沸かしているような状況ですからね。加湿器の電気代は「その他」に含まれています。

こうやって可視化してみると、どこにどれだけ電気を使っているかがわかります。

太陽光発電を利用し、発電分を利用していてこの金額であるという事に注意です。発電がなければもっと日中の買電が増えている事でしょう。

 

ガス代:29,925 円

以下のグラフがガス代金の年間推移です。

年間を通じてほぼ一定ですね。

アパート時代は、冬場のガス代だけで15000円/月 程になった事もあったので、それを考えるとかなり安くなっていますね。

我が家でガスを使うところは、

  • キッチンのガスコンロ
  • エコワン(給湯器)

の2つだけです。

使っている量もほぼ1L程で、季節的な変化はほぼないです。

季節が影響しそうな給湯器ですが、ほぼヒートポンプ側で頑張っているようです(グラフの給湯器の電気代を見てみてください)。

よって現在の生活スタイルのままであれば、ガスの消費量が増える事は無さそうです。

これ以上ガスがかかるとしたら、湯切れした時くらいか、ガス単価の上昇かなと思います。

 

売電額:157,190円

最後に太陽光発電での売電額を紹介します。

以下のグラフは、年間の売電額の推移です。

我が家は余剰買取になっており、発電した分のうち使いきれなかった余りの電力を売る形になっています。(1kWhあたり26円)

よって、冷暖房で電気代がかかる夏・冬には売電額が低下しています。

一般的に、4・5月がもっとも売電が多い時期で、梅雨の時期で(曇って日光が取れないので)一旦発電量は下がります。また8月頃には天気が回復し、発電量が増えていきます。そして、冬になると日射角度・日射時間が小さくなるので発電量が落ちてしまいます。

我が家のグラフを見ると、一般論のとおりに発電をしてくれていることがわかります。

 

まとめ

ということで今回は我が家の「1年間分の光熱費」をまとめました。

最終的に合計をすると下表のようになります。

電気代 104,539 円
ガス代 29,925 円
太陽光発電売電 157,190 円
差し引き +22,726 円

22,726円のプラスになりました。

 

年間の光熱費の推移から、冬は光熱費が上昇しがちでということがわかりました。

温度を保ったり、湿度を保ったり、お湯を作るなど、必要なエネルギーが増えてくることが要因ですね。

とはいえ、温度・湿度を保つ事で健康を維持できれば、医療費の削減や寝込む時間が不要になるので、多少の電気代上昇だけと考えれば、メリットが大きいと考えています。

(実際に、新居に移ってから体調を崩して寝込むことはありませんでしたよ!)

 

これから家を建てる方の参考になれば嬉しいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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